カテゴリー「新月図」の9件の記事

2012年6月20日 (水)

2012年6月新月図

 昨日の台風はすごかったですね~ 日本は亜熱帯になりつつあるのが実感できます。

さて6月の新月図です。

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今回の新月は、双子座29度(数え度数)で起きます。サインの中でも終わり5度になるとそのサインから次のサインに移る準備段階に入ります。双子座は個人の個性や能力を極めるサイン。続く次の蟹座は、個人性を抑制して皆同じ、という他者や集団への共感と普遍性へとたどり着きます。 双子座にとどまりつつ、集団性を垣間見る双子座最後の5度では、一人で多くの人を相手にするアピール力や流行を扱うことに関係します。華やかさ、人気運にも縁があります。

 サビアン・シンボルは「春の訪れを告げる最初のモッキンバード」

集団の空気を読んで、それを自分の仕事や社会での立ち位置に役立てたり、形にしていく役割を持つ度数です。空気が読めるということは、集団に対し強いアピール力を持ち、流行に乗れる資質で、モッキンバードは空気を代弁して歌うことの象徴です。
 
 新月図では新月は第4ハウスの入り口にあります。
マンデンでの4ハウスは国土や国民の集団的なムード、野党、天変地異を表します。
太陽と月は4・5・6ハウスのルーラーなので、国民のムードを醸成するのは非婚・少子化問題やマーケットの動向(5ハウス)、雇用・労働問題や健康や安全への懸念(6ハウス)あたりが主なものになりそうです。4ハウスの意味は拡大解釈が可能なので、電力の供給といった社会インフラの問題も含めていいかも知れません。漠然とした危機感があぶりだされそうな新月へのアスペクトは6ハウス火星がスクエア、7ハウス土星と12ハウス海王星がトライン。12ハウス海王星は目に見えない漠然とした予兆を表しますが、逆行していますので、内向きで未来よりは過去に意識がいきやすいでしょう。
7ハウスの土星はいわゆる"外圧"、海外からの有形無形の影響で、基本的には他所からの制限・抑圧と考えていいのですが、新月にはトラインなので、制限はむしろセーフティや保護として働く傾向にあります。ただし土星も逆行なので守りに入った安全弁を意味する可能性はあります。6ハウス火星はスクエアなので、雇用問題・健康関連での火種がクローズアップされやすいでしょう。消費税増税や生肉への規制などが思い浮かびます。

 双子座の金星は逆行して、木星に近づいていきます。金星は楽しみや社交、個人的な満足を表しますが、逆行すると目的なく楽しみのための楽しみを追求する傾向が強まります。美意識を洗練させるには良い時期です。
好奇心が強まり、あれもこれもやってみたい衝動は木星の拡大効果で派手で見栄えのするものに関心が出てくるでしょう。出費はかさみそうです(笑)また金星に対して海王星がスクエアになりますのでロマンやスピリチュアル追求の欲求は高まりそうです。日々の生活や現実の人間関係でこの欲求を満たすのはちょっと難しいので、自分磨きや趣味で発散するのをお勧めします。

 サビアン・シンボルとの組み合わせで読む今回の新月のテーマは「安心や確たる拠り所を求める世の中の空気を浮かび上がらせる」ではないでしょうか。

何が安心できるか、またそのために何ができるか、模索しそうな気配がします。それというのも、新月には直接アスペクトしませんが、新月図ではアセンダント上の天王星と天頂の天王星との間でタイトなスクエアが形成され、国や国民の置かれた立場、また政治的な動きとして変革は待ったなしで必要な状況だからです。

 

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2012年3月25日 (日)

2012年3月新月図

今月の新月は春分直後の牡羊座で起きます。
牡羊座は12サインの一番最初で全ての始まりを表します。
春分の日は太陽が牡羊座0度に入り、占星術上のお正月のようなスタートです。
自然界のサイクルに従うなら、本来は春分の日から新しい1年が始まると考えた方が良いのです。スタートしたばかりの春分の影響下にある今月の新月は、いわば春分で、象徴される一年のテーマをそのまま受け継いで結晶化させたもの。
強力な新月です。

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新月のサビアン・シンボルは3度(数え度数)。
「彼の祖国の形をした男の横顔の浮彫」で、場の集団意識に同化して、属する時代や地域・集団を代表するような活動をする意味合いを持ちます。
それも未だ自我が段階で無自覚に同化するので、操り人形のような状態になりやすいのです。抵抗できない大きな流れにいつの間にか巻き込まれて渦の中心のような働きをします。
 
新月図では新月は水星・天王星とともに合で4ハウスの入り口に位置します。
マンデン占星術では4ハウスは家、国土、住宅状況、土地の因縁、天変地異、
野党などを表します。直前の春分図では太陽・水星・天王星の合はは8ハウスの終わりから9ハウスにまたがっていました。8ハウスは死亡率や外国の経済的な関わり、9ハウスは発展性のある事柄全般に関わり、輸出入や対外強力関係や高度な学問などを司ります。
日本の貿易収支は昨年度、通関ベースで31年ぶりの赤字になり、今年1月には経常収支も赤字になりました。
昨年は震災と原発事故により輸出が減り、代替燃料の輸入増などによる赤字なので、
一過性の性質も強いのですが....輸出が輸入を超える黒字が30年続いた後での赤字は、
対外貿易の性質にじわじわと寄せる変化の兆しとも読めそうです。春分の影響を踏まえると、4ハウスに集合した4天体と1ハウス冥王星とのスクエアの象意は、国や拠り所にまつわる大変革を外から迫られると読み解くこともできそですね。

牡羊座の4天体が最も純粋でこれまでにない未知の意思を表す一方、山羊座の冥王星は既得権益集団や今の世の中に巣食っている大きな組織や固定観念を表します。

新しく芽生えた希望や意思は、古い価値観に根ざす勢力からの攻撃を受けてあらかた刈り取られるでしょう。
もちろん、その過程で既得権益集団も内情が暴きだされて膿が出ます。
新しい土台作りのために古いものが崩れていく時期です。一方で新月図を冥王星を中心に見ていくと、火星・木星・冥王星との地のサインでのグランドトラインが形成されています。
地のサインでのトラインなので物質的な面での豊かさや発展性、安定を表します。
トラインはこれまでの延長線上での発展性です。
冥王星と新月・天王星のスクエアは大胆な方向転換を意味するので、二者択一の岐路にたっていると解釈可能です。従来の経済成長ありきの前提で、社会を運営していくのか、それとも経済が収縮する中で新しい社会を模索するのか。

サビアン・シンボルと合わせると今月のテーマは”新旧の価値観が対立するような事件が起きる中で 最後に残る未来への意思を掴む”です。
従来の価値観を踏襲するか、全く新しい方向性を探るか、が背後にテーマとして潜んでいます。

では、具体的に何をすればいいのか、と言えば日々の生活や行動パターン、ものの考え方でもう役に立たなくなったもの、行き詰まったものはないか、見直してください。
この時期水星が逆行して牡羊座から魚座に戻ります。
見直して戻った時に新しいパターンを、試行錯誤を繰り返して身に着けることになります。

同じく火星もほぼ一ヶ月間、乙女座で逆行を続けます。
意欲・行動力・衝動的な力がまとまりなく、強くなる傾向があります。
また火星は一月間、海王星とオポジションを形成し続けますので、基本的に意欲も思いつきも湧き、楽しい時期ですが、やりすぎにはなります。
意欲が湧く方向は実際的な業務で、日常の細々としたことに熱中しそうです。
目的なくはまる傾向にありますので、自分が何にはまっているのかは、時折振り返ってみて下さい。

動きの遅い土星と海王星はしばらくトラインを形成します。
土星も逆行していますのでこの夢を着実に現実化するアスペクトを生かすには、一般の社会常識を一度見直して、自分で新たにルールを構築すると良いでしょう。
自分にあった夢の実現方法を見つけるには良い時期です。

先ほどの繰り返しになりますが、この新月期間中、逆行の乙女座火星は海王星とオポジション、海王星とはトラインの調停のアスペクトを取り続けます。
海王星が関わると日常的なことには関心が向きにくくなる傾向がありますが、火星は目の前の生活や仕事に取り組む乙女座なので、日常の中で非日常な事件がおきるかもしれませんし、日常こなす雑務の量が膨大になって収拾がつかなくなる...といった人も出てくるかもしれません。
どちらにしても、自分の扱える範囲はここまで、と限定したい乙女座の欲求は邪魔をされます。
やりたいことも、やらなくていけない作業も膨大、とてんてこ舞いする中で、自分はこんなことが実は出来た、と自分で狭めていた限界を知らぬ間にはみ出しているでしょう。
海王星は境界を曖昧にし、拡大するからです。
一方、冥王星が火星をトラインで刺激すると、やる気と活力が無尽蔵に沸いてきますので、やればやっただけ、成果は挙げられるでしょう。とりあえず、やってみるというスタンスが大事な時期です。

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2011年12月26日 (月)

2011年12月新月図

 年の瀬のですね。2011年最後の新月はクリスマス当日でした。

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 今月の新月は山羊座で起きます。山羊座は牡羊座からスタートしたサインが社会という枠組みの中で完成をみる一つの頂点に当ります。山羊座は”地”の”活動”サイン。実際性、現実性の地の領域で、絶え間なく動き、目の前の社会や集団に同調する働きを表します。眼前の現実に同調するが故に大人としての地位や立場を確立するのですが、その行動が真に人間として完成されたものかどうか、の視点はまだ確立していませんので、あくまで同調する価値観はローカルなものになります。ただし、属する社会では最も大人とみなされ信頼を得ます。どんな人であれ、一生の間に一度は責任を担う大人の立場を味わい通過しない限り、自分の所属する社会に埋もれてしまいますので、まずは目指すべき頂点でしょう。

 今回の新月は山羊座3度(数え度数)サビアン・シンボルでは「成長と理解に対して受容的な人間の魂」。山羊座の初期度数では社会集団に飛び込み素直に同化しますので、社会活動そのものに大変熱心になり、また野心を抱きます。シンボルの意味は、他者を説得しうる現実的な証拠を得るために確実な成果を求めて行動する姿勢を表します。

 新月図では山羊座新月は2ハウスに位置し、冥王星と合、天王星とスクエア、木星・土星のオポジションに対して調停の座相を作っています。また土星・海王星のトラインの真ん中で小吉角も形成しています。所有を表す2ハウスはマンデンでは国内景気・円の力・金利などの経済活動を管轄します。年初来、形成されている天王星・冥王星のスクエアが新月にかかっていますので既得権益を握っている社会集団(山羊座冥王星)に対し、革新的な挑戦(牡羊座天王星)が経済活動で表面化しやすいでしょう。オリンパスの長年にわたる損失先送りのようなことがあばかれやすい配置です。

 木星・土星のオポジションは、あるべき正しい社会のルールを対外的に強く主張する組み合わせです。木星は6ハウス、土星は12ハウスで6-12ハウスのラインでのルールですので、労働環境や福祉、健康にまつわる分野でみるべき動きがあるかもしれません。山羊座のルーラーである土星はこの新月図で一つの鍵になります。土星と海王星のトラインは夢・理想のために必要な具体性や実際性を視野に入れて行動できることを表し、夢の実現に結びつきやすい配置です。12ハウスの土星は社会の中で、都合が悪いが故に周辺に追いやられている問題全般を表します。実際に目に見える結果を出すために、先送りにしてきた、もしくはふたをしてきた問題を直視せざるを得ないでしょう。 サビアン・シンボルと合わせると今月のテーマは”具体的な成果を出すために古い膿を暴き、あるべき方向へ進む”になるかと思います。

 今年のクリスマス近辺のお付き合いは、みずがめ座の金星が木星・土星とT-スクエアを形成している影響を受けて、一対一の濃密な関係に入り込むよりも大勢であっさり健全に楽しむ方が発展性があります。楽しいはずのイベントも何かの役に立つから参加する、みたいな雰囲気になりやすいですが、今後に繋げるような発想をしましょう。 射手座の水星が乙女座の火星とスクエアの影響で、思いつきで言ったことが口論になったり相手を挑発しやすいので、舌禍に注意です。 新月の動きが日常に与える影響はやはり、今まで都合が悪くて意識から締め出していたことに表面から取り組むことによって、現実が動きだすことに尽きます。それが生活面や家計の建て直しに繋がり、将来の見通しがつくようになるでしょう。今までのやり方で通用しなくなっているものはこの際、ばっさり棄てて下さい。棄てるにあたって、一時的に喪失を味わうようなものこそ、見直しが必要なものです。

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2011年11月29日 (火)

2011年11月新月図

 2011年11月の新月図は日蝕です。新月は射手座の2度、サビアンシンボルでは「チェスをする二人の男」で、チェスのように戦略を練って事に当たる意味を持ちます。

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 新月は7ハウスと8ハウスの境目にありますので、両ハウスに影響が出ると読みます。7ハウスで象徴される外交面、対外的な問題と8ハウスが象徴する国の借金、外国との経済的なつながりが焦点となります。火のサインの初期度数は現象面として派手に出る傾向があり、分かりやすい経済的な対立事件として現れるかもしれません。太陽と月は3,4,5ハウスのルーラーですので、対立の問題点、火種は通信・流通関連(3ハウス)、災害や国土関連・国民感情・もしくは野党の自民党絡み(4ハウス)、マーケット・投機関連(5ハウス)辺りでしょう。今年の日本は災害まみれでしたし、個人的には焦点は震災とその影響を被る事業全般のような気がします。

 新月に対し、5ハウス火星はスクエア、11ハウス海王星もスクエア、12ハウス天王星がトライン。欧州各国の国債金利は軒並み上昇し、マーケットは揺らいでますから日本はそのあおりは食らっています。国会と歳費の問題(11ハウス)は迷走してますし、トラブルに対して機敏に行動しても、狙いがずれて思ったような効果が出にくい配置です。救いはおひつじ座0度の天王星で、世間に認知されていない斬新なアイディアや新規テクノロジーが行き詰った状況を打破する可能性を持ちます。

 一方で、子供手当の増額をめぐって協議が進んでいない現状も暗示しているでしょう。後々まで尾を引きそうな予感がします。

 8ハウス双子座の水星がノーアスペクトなのが気になるところで、水星は2ハウスと6ハウスのルーラーです。国の経済問題(2ハウス)と雇用問題(6ハウス)が8ハウスで合わさると、ずばり、雇用の海外流出を指すと思います。生産拠点を国外に移転する企業が増加する中、危機意識がクローズアップされて議論が盛んにおきるでしょう。ただし水星は逆行ですので、古い価値観の土台にたって考えがちで、これからの展望が見えてこない可能性があります。

 5ハウスおとめ座火星、12ハウス牡牛座木星、9ハウスやぎ座冥王星の間で綺麗なグランドトラインを作っています。地のサインのグランドトラインは物質面、生活面での安定性をあらわします。12ハウスだけ隠されたハウスですが、5ハウス・9ハウスはもともと火のサインと関連づけられた外に向かって開かれた資質を持ちます。日本という国をチャートからみた場合、物質面で成長する余地があると読め、鍵は12ハウスの木星が握ります。日本独自の特性・条件で勝負するのが良いでしょう。日本は諸外国に比べて相対的に安定しています。これだけ景気が悪くてもデモもストも起きず、(ギリシャはストばっかりでしょう)クーデターもテロも商店の略奪や焼き討ちとも無縁です。そこを買われているので、円高が進むのですが...相対的安定性と潜在的成長力は日本の力ですので、この辺りを武器に諸外国と渡り合って欲しいものです。

 蝕図の影響は他の新月に比べて深く、長く続きます。この蝕のテーマはサロスサイクルの系列ですと1776年~3020年のサイクルに属します。強力な影響を持ち、これまでの絆を断ち切って新たな絆を作り出す作用を持ちます。サビアンとの意味も含めますと、「どの関わりを断ち切り、また新たに作り直すべきか、戦略を練る」新月だと思います。

 さらに、日本国憲法図の水星と金星が射手座の初期にあり、今回の蝕図によって文字通り触発されます。

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 日本国憲法図で水星と金星は射手座初期で合です。戦後に日本の海外の技術的な面を取り入れてきた器用さを象徴するアスペクトです。11ハウスにありますと基本的に歳費や国会と読みますが、友好国や未来のビジョンも表します。もっとも主に技術的な事柄へのビジョンに限定されますが、この部分が触発されますと何らかの新規の技術で見るべきものがこの時期にでてくるかもしれません。工夫する才能に火がつく、というわけです。

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2011年9月29日 (木)

2011年 9月 新月図

 めっきり涼しくなってきて、過ごしやすいのですが...季節の変わり目には必ず体調を崩すので、それだけは不快です。私の場合、どんなに気をつけていても具合が悪くなるので、おそらく身体が気候の変化に対応するために必要なステップなのでしょう。

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 今月は天秤座の新月です。牡羊座でスタートしたサインは牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座と個人の資質を育むサインを通って成長した後、天秤座で初めて他者に出会います。
 他者と出会うためには自分が必要ですが、そこでの自分は他人の目から見て自分はどう映るか?を意識したものとなります。他人から見た自分像を形成していく天秤座は対人関係と社会性のサインです。天秤座は他者に対して開かれたサインです。
 開かれている故に対人関係でのトラブルも多く、傷つく体験をすることが多いのです。
今回の新月のサビアン・シンボルは5度(数え度数)「心の内面の知識を教える男」で親しい人間関係との対話や関わりによって自分の内面の意思が明らかになる度数。一人では自分のしたいことややるべきことが見つからず、親しい他者との関わりの中で自分の意思が見えてくるのです。他者を含んだ社会全体が自分に要求することも考慮しなければ、それは自分のやるべきことではないと考える度数です。

 新月図ではこの新月は5ハウスでおき、水星と合で11ハウス天王星とはオポジション、8ハウス冥王星とはスクエアでタイトなT-スクエアを形成しています。
5ハウスで関連する事柄は子供・レジャー・スポーツ・恋愛・芸能・株式市場や投機全般...などですが、水星は第1ハウスのルーラーで新月図の鍵となる天体ですし、同時に2ハウスも支配しているので、経済状態にも影響を与える配置です。
天王星と冥王星の組み合わせは徹底した改革を表します。8ハウスの冥王星は諸外国との経済的な関わりが強制的で不可抗力であることを意味し、5ハウスの新月を株式市場と読むならばそれこそ、アメリカやヨーロッパの経済状況が日本市場をダイレクトに揺さぶるでしょう。もっとも、世界経済が日本に影響を与えるのは今や当たり前なのですが、今月ははっきりした形で問題点が浮かび上がりやすい時期です。

 11ハウスの天王星は改革の行方を表しますが、焦点は国の財源になるはず。11ハウスは歳費を表すからです。それと、これからの国の行方をどうすべきかといった未来のビジョンが現状を打開する突破口となりますが、この天王星は牡羊座の初期度数にあり、逆行しています。今までのやり方を全てひっくり返す大胆な発想が求められています。
ただ政府を表す10ハウスにアスペクトのない、しかも逆行している海王星が位置するので代替わりしたばかりの民主党も過去に足を取られて具体的な動きを見せにくいでしょう。
むしろ動かないで未来のために過去を振り返る作業をした方が後々ためになります。12ハウスの牡牛座の木星は外国を表す7ハウスのルーラーであり、8ハウス冥王星とトライン。これは外国から見ると日本はまだまだ宝を隠しているように見えると解釈できます。ありがたくもない日本買いと円高は進みそうです。

 天秤座の金星と土星が6ハウスで合。マンデン読みでは6ハウスは労働問題や食糧生産に関連します。土星は安定を表しますがどうしても減らす方向に働きますので、この時期の収穫は必要なだけは確保できる、と解釈できます。口に入れるものに関しては神経質にならざるを得ない状況ですけど、手に入らなくて困ることはなさそうです。

 サビアン・シンボルと組み合わせると今月のテーマは”他者からの影響と関わりの中で、自らの問題点とその対処を意識する”になるでしょう。他人という鏡を通じて自分を見ることになりそうです。

 日常生活レベルまで目を向けますと、やはり身近な人間関係を通じて自分の抱えている問題がクローズアップされ、対処を迫られることが多くなると思います。揉め事のきっかけは子供・恋愛とお金がらみのことになりそうです。5-8-11ハウスのT-スクエアに加えて6ハウスに天秤座の金星・土星の合があり、節度を要求される配置だからです。自分のための出費は抑えたいのに、他人のためには大金を使わなくてはいけないような裏腹なことが起こるかもしれません。かなりストレスフルな状況ですが、その体験を通じて自分が何を本当はしなくてはいけなかったのか、気付きが得られるでしょう。自分の持っている意識していなかった恵まれたものを再点検したり、過去を振り返って何か見落としはないか夢想したり、まだ見ぬ未知の世界に思いをめぐらせる時期です。

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2010年10月10日 (日)

2010年 10月 新月図

10月の新月はてんびん座15度、2ハウスでおきます。サビアンシンボルでは「環状の道」で、規則的な繰り返しの生活の中で無理なく最大限の結果を出すことを表します。2ハウスは国の経済状況、金利、円の力をみるところです。

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新月図で、月と太陽はそれぞれ11ハウスと12ハウスのルーラーです。経済状況と絡めて考えると11ハウスは国家予算や歳費、12ハウスは疑惑や隠したいこと全般です。アスペクトは水星・土星とゆるく合のほかなく、やや孤立しています。水面下の目に見えない部分で規則正しく動いている働きが経済情勢に強い影響を与えると読めます。ここのところの円売り介入は後手後手で、円高は加速する一方ですが、土星が関わると安定化する作用がありますので、しばらくすれば落ち着く可能性があります。土星は5ハウスのルーラーです。5ハウスをマーケットからの影響と読めば、市場圧力で円の力が平準化する傾向もみられそうです。

 蠍座で金星と火星は合ですが、これも他天体とアスペクトはなく、3ハウスで孤立しています。金星と火星が合ですと、消費やレジャーは全般的に活発になるのですが、孤立しているため、ぱっとしない感じです。蠍座はとりわけ一点に集中しますので、個人レベルでも自分の楽しみ事や人間関係にはまるものの、あまり発展性がないかもしれません。良い面としては、純粋によけいなことを考えずに楽しむだけ楽しむことができます。

水星・土星の合と4ハウス冥王星はスクエア。土星と冥王星のスクエアに動きの速い水星が運び屋として関わることで、さまざまな交渉事、仕事・実務面ではストレスが増大するでしょう。気分が落ち込み、鬱になりやすい組み合わせです。一方で、集中して根を詰めて処理することには絶大な力を発揮します。とっとと済ませたい仕事は集中して片付けてしまいましょう。

 7ハウスの木星と天王星の合は、本来なら外交面での希望に満ちた展開を見せる組み合わせなのですが、威力がちょっと落ちています。冥王星と天王星はスクエアで、緊張した組み合わせですし、木星も天王星も逆行しています。逆行すると内省する働きを見せるので、派手に外に向かったり、強い態度には出にくいのです。それぞれ4ハウスと6ハウスのルーラーですので、国防面(6ハウス)と、国の心理的な帰属意識(4ハウス)とが、対外面でクローズアップされると読めます。中国との尖閣諸島問題は今しばらくこじれそうな予感がします。

6ハウスの海王星は最近、ノーアスペクトで運行しています。海王星はそのパワーの受皿がなく、浮いている状態ですので、海王星に絡んで問題が発生しても決定打となる有効な手段が取りにくいと思います。6ハウス関連の事柄で、該当しそうなのは食糧問題ではないでしょうか?とくに今年の農産物の作柄は思わしくありません。野菜の価格が高騰したり、魚が品薄になっても、手をこまねいた状態になりそうです。

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2009年12月13日 (日)

2009年12月新月図

もう年の瀬ですね。気が滅入りそうでもあり、賑やかで元気なようでもある新月図です...

200912

金星・新月・冥王星・水星と惑星が5つも5ハウスに入っていて、12月新月は5ハウスの表わす娯楽・レジャー(スポーツ・芸能・恋愛など)・マーケット・子供関連にスポットがあたっています。新月は射手座25度、サビアンでは「玩具の馬に乗っている小太りの少年」。これは射手座として最も脂の乗り切った度数で、文化面・教養面で豊かに遊べることを表します。ただし、外で遊ぶのではなく内面世界で奔放に遊ぶという意味ですので、外見的には派手な動きは見られにくいでしょう。この新月は金星と合でASCの火星・DESの木星・海王星とレクタングル。元気に遊び、精神的に向上しよう!がこの新月のテーマと言って良いでしょう。

獅子座の火星は1ハウスですので、これは気持ちや態度の上では大変、威勢が良い元気な状況なことを表します。7ハウスは外国や対外的な関係を表しますが、ここに木星・海王星の合があり、火星とオポジション。対外的な姿勢としてかなり強気で、イケイケな雰囲気が感じられます。普天間基地の移転にからんで日米関係がきしみつつありますが、日本は挑発的ともとれる強気な態度を取り続けるかもしれません。そもそも海王星が絡むと見通しが甘くなったり、過大な期待をしたりと、冷静な状況判断はできにくくなります。鳩山首相はオバマ大統領に ”Trust Me”と言いましたが、果たしてそれを言ってもいい状況でしょうか?また5ハウスの新月と金星が火星・木星・海王星に対して調停する配置なため、マーケットの状況が外交上の強気な姿勢を後押ししそうな勢いです。気になるのは新月に対し、8ハウスの天王星がスクエアになっていることで、海外との経済的な関わりがマーケットや楽しい気分に対し、足を引っ張る配置です。海外投資家が、日本売りを仕掛けるかもしれません。

楽しみごと全般を表している金星は5ハウスに位置し、新月と合、火星とトライン、木星・海王星とのレクタングルの受け皿になっています。動きの速い惑星はより遅い惑星の影響を運ぶ役割を果たすので、火星・木星・海王星からパワーを与えれて大いに楽しめる配置です。クリスマス気分は盛り上がり、恋愛は今までは無理目だったランクの高い相手へのアプローチも上手くいきそうです。ただし、8ハウス天王星がスクエアで横やりを入れてきますから、急に気分が変わってうまくいかなくなったり、突然の別れの可能性もあります。

水星が山羊座でノーアスペクト。孤立している配置ですので、山羊座の管轄である仕事・実務的なことを、他の影響を受けずに着実にこなせます。ただし、様々な情報を関連する事柄に有機的に結びつけにくいので、マーケットでも相場に影響を与える情報がでても、見当違いな動きを見せる可能性があります。

ここまでは、それなりに明るい感じですが...経済や景気を表す2ハウスの土星は5ハウスの冥王星とスクエアで、お互いに他の天体とアスペクトは形成していません。クリスマスの明るいムードとは裏腹に、足元の経済状況は依然、シビアなままでしょう。5ハウス冥王星が圧力をかけることから日本売りや円高が日本経済をますます冷え込ませる、負のスパイラルに拍車がかかりそうです。土星はさらに6ハウスのルーラーです。雇用環境の悪化も加速しそうな感じです。

 全体として元気なお遊びムードが漂う中、懐は寒い、そんな裏腹な新月です。

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2009年12月 3日 (木)

2009年11月新月図とドバイショック

ドバイショックがチャート上、どのような出方をしたのか、11月新月図を東京とドバイで作成してみました。もう満月なんですけど、まだ新月図は有効なので。

200911_2

まずは、東京。さそり座終わりの新月が水星と合で2ハウスに在室しています。2ハウスは景気、経済状況、金利などを表す上にさそり座は金融に縁の深い星座です。この新月のテーマは経済ですね。面白いのが、2ハウス新月と4ハウスの木星・海王星の合とスクエアになっていることです。通常、2ハウスと4ハウスはセキスタイルの関係で本来は協調的な働きをするのですが、惑星の位置によってはスクエアになり、対立する関係になります。木星・海王星の合は理想主義を表しますが、4ハウスに位置するので国民の生活の安心・安定が欲しいという気分が過剰に盛り上がっていると読みます。このムードが2ハウスの新月に対し、実現不可能な理想を突きつけ、景気にマイナス面をもたらしています。この木星・海王星は水瓶座で、さそり座で溜め込んでいた財やパワーを吐き出させる役割も果たします。木星は10ハウスの火星とオポジション。10ハウスは政権や政策を表しますが、ここに火星があり、木星とオポジションなので、政権与党が意欲はあってもやりすぎ、暴走するであろうことが読み取れます。一方、本来ならば対立する2ハウスと5ハウスがこのチャートではトラインで協調的です。5ハウスは娯楽全般と株式市場を表すので、この場合は、マーケットは日本の経済状況に対して好意的で、日本株は買いか?と思いきや天王星は逆行です。そもそも天王星はハプニングや変革を表すので、素直に日本買いには繋がりません。現状ドルが全ての主要通貨に対して安くなっていて、円高もその一環です。日本の国力を評価した上で円が買われているわけではなく、避難通貨として「相対的にドルよりまし」なので買われているわけですね。天王星らしいひねった援護の仕方です。円高は輸出企業を中心に企業に打撃を与えます。株式市場も当然、下げ方向ですが、5ハウス天王星が2ハウス新月・水星を基本的には援護する関係ですので、底なしに下がることはないでしょう。天王星と海王星がミューチュアル・リセプションですから4ハウスと5ハウスでエネルギーが行き交い、お家で楽しめる巣篭もり消費が景気の下支えになるとも読めます。また2ハウスルーラーの冥王星は12ハウスの土星とスクエア。このスクエアは、社会のルールや枠組みを根本から覆す働きを持ちます。土星は秘密の12ハウス、冥王星は流通やマスコミ関連を表す3ハウスに位置し、マスコミが社会の都合の悪い秘密を暴く関係になります。2010年度予算の概算要求の無駄を洗い流す、事業仕分けはこの配置が暗示していると思われます。マスコミが劇場型の演出をし、普段目につかない仕組みを人目に晒したからです。更に土星が社会の最大公約数的な価値観を表すことから、土星の崩壊=価値観の崩壊=デフレを招いているとも読めます。

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今度は、ドバイで同じ新月図を作りました。東京とはハウスが2つずれます。金星・新月・水星と4つも惑星が4ハウスに入り、ドバイではメインテーマが4ハウス不動産になります。さそり座の新月なので、金融が絡んだ不動産問題というのが浮き彫りになっています。11月25日、ドバイ政府が、政府系持ち株会社ドバイ・ワールドと系列の不動産開発会社ナヒールの2社が、数百億ドルの債務繰り延べを債権者に要請することを計画していると発表したことを受け、その後世界中のマーケットが影響をくらいました。ドバイショックの元凶のチャートですが、東京の図では2ハウス・4ハウスに位置していた新月と木星・海王星の合とのスクエアが4ハウス・7ハウスで形成されます。7ハウスは外国との協力関係や交渉を表しますが、ここに理想主義の木星・海王星があり、一方国民を表す1ハウスには火星があり、7ハウス木星とオポジションです。獅子座の火星で木星とオポジションですからドバイの対外的な態度としてはかなり強気です。挑発しているとも言えます。一方、海外の債権者はこの場合、7ハウスの木星・海王星の合と8ハウス天王星の両方が表していると読みます。海外との経済的な貸し借りは8ハウスですが、海外との交渉は7ハウスにあたり、またこの天王星と海王星はミューチュアル・リセプションですので7ハウスと8ハウスでエネルギーが循環して互いの惑星の意味を交換可能だからです。新月は逆行の天王星とトライン。8ハウスの債権者の立場としては債務の繰り延べに応じますが、7ハウスの交渉者の立場としてはドバイに無茶な要求をしてくるでしょう。いずれにせよ、応援してくれている天王星は逆行していますので、すんなり交渉はまとまらない可能性が大です。更に海王星の拡散作用で、どこまで被害が拡大するか予測できないところがあります。7ハウス天王星を援助が期待できるアブダビ首長国だと考えても、援助には無理難題もセットでつけてくるでしょう。また東京では3ハウス・12ハウスで目立たなかった土星・冥王星のスクエアが、ドバイでは2ハウス・5ハウスです。今までの投機的な開発のツケが経済を破綻に追い込んでいるのが分かります。4ハウスのルーラー冥王星が5ハウスにきていますので、不動産開発が元凶だとでています。そのままぴったりです。ドバイの繁栄はまるで砂漠の蜃気楼のように、このままあっけなく崩れていってしまうのでしょうか。

こうして見ると同じ新月図でも、場所によってずいぶんその意味するところが変わってきますね。新月図のリロケーション読みは色々と応用が利きそうです。

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2009年9月20日 (日)

2009年9月新月図

9月の新月図ははっきりした特徴がでていて面白そうですので、さっくり読んでみます。

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今回の新月は乙女座の26度でおきていて、土星が誤差なしで合。この合に対し魚座25度の天王星がタイトにオポジション、山羊座1度の冥王星がこのオポジションにスクエアで加わり、T-スクエアを形成します。サビアンシンボルは「吊り香炉を持って、祭壇のそばにいる神父の侍者を務める少年」。元々乙女座は牡羊座から始まる個人性を表す6つの星座の最後にあたり、誰からも非難されることのない個人として完成された境地を目指します。優れた実務能力を持って特定の役割をこなし、与えられた社会規範から逸脱することない完璧な人間である、ということは個人としては閉ざされた側面を持ちます。その中でも26度からの乙女座の最後の5度は、次の天秤座から始まる社会性の6星座へ移行する準備を始め、閉ざされたままではいけないのでは...と危機感を持つところに特徴があります。とりわけ26度は危機感を持ったものの、どうしていいのか分からないため、精神的な体系に弟子入りするうような姿勢を持ちます。土星がこの度数ですと、現行の社会規範に疑問や限界を抱き別の可能性を探るような働きをします。とりわけこの新月と土星の合は2ハウスに位置するため、焦点が当たるのは経済状況、お金や物を所有することについての一般的な価値観になります。これが今回の新月のテーマになります。冥王星と天王星がT-スクエアでこの合にかかると常識を覆すような大胆な改革を表します。今ある社会システムや通念を根こそぎ破壊しかねない過激さです。マンデンで読む場合、2ハウスに土星が位置するだけで経済状態は不安定になる、と読みますが、そこに改革圧力がかかるとなるとシビアさ倍増です。土星と天王星のオポジションは別名「リストラ・アスペクト」と呼ばれるくらい、無駄をそぎ落とす効果を持ちます。5ハウスは芸能関連やスポーツ、株式市場などを表しますが、5ハウス冥王星が土星・天王星に圧力をかけるとなれば、株式市場の動きが改革を迫るとも読めます。また天王星は8ハウスなので、外国との経済的な貸し借りの関係や影響が変革を促すとも解釈できます。荒っぽさはありますが、新月のテーマを後押しするアスペクトです。新月に水星も合ですが、逆行していますので、判断に迷いや狂いが生じがち。マスコミが迷走して新月テーマの足を引っ張るような感じを受けます。逆行は水星だけでなく、木星・天王星・海王星もです。逆行惑星が多い時期は物事が停滞しやすいのですが、反面これまでのことを振り返ったり反省することには適しています。
 一方で火星はノーアスペクトで11ハウス。11ハウスは国会や国庫、歳費問題、友好国との関係に関連しますが、これは政権交代で時流の波に乗った民主党が勢いづいてはいるものの、ノーアスなので方向が定まらず、暴走しそうと読めます。八ッ場ダム工事の中止に続く、第2第3の八ッ場が持ち上がるかもしれません。また友好国との関係でも民主党の外交政策は、自民党の従来のアメリカ重視一辺倒とは違い、距離を置くものですから、何らかの軋轢が生じるかもしれません。政治に限らず火星が他天体とアスペクトを形成していないということは、勢いや活力の活かし方が分からない危なっかしさがあります。また木星は6ハウスで健康衛生問題、雇用関連には明るい兆しが見える、言いたいところですが、これも海王星と合以外アスペクトを持たず孤立していて、しかも両天体とも逆行。海王星は12ハウスにある金星とオポジション。12ハウスは秘密を、金星は女性や若者を表すので、これは若い世代の新型インフルへの感染が気付かない内にひそかに増えていくとも解釈できます。その際は、逆行とは言え、木星が6ハウスで、金星は冥王星とトラインなので、感染率は上がっても死亡率はさほど上がらないと思われます。
 全体的に新月と土星で「改革」という目的がはっきり定まっているにも関わらず、火星と木星がはぐれていて活力と発展性が有効に活かしにくく、また改革する意志は社会に健全な形で普及せず、少々暴力的に物事は動いていきます。少し心配な星まわりですね。ただし、個人レベルで言うならば、今まで自分が当たり前に持っていた物、価値観の無駄を見直して、本当に必要なものだけを選別できる絶好のチャンスではあります。

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