カテゴリー「リロケーション」の2件の記事

2011年12月19日 (月)

ロケーショナル占星術の効用

 私の鑑定メニューの一つ、「ロケーショナル占星術」はオプション的な扱いですが、ロケーショナルを希望して受けられたお客様にはおおむね好評をいただいています。

 実際にお勧めの国・地域に行ってみます、という人ばかりでなく、

 この国から出て行っても良いんだ 

と気付いて気が楽になって、落ち着かれる方も多いのです。

何かの問題を抱えていて行き詰っている場合、堂々巡りのように意識が問題に張り付いてしまい近視眼的にしか状況を見れなくなり、悲観してにっちもさっちもいかなくなるケースがあります。自分はここでしか生きられない、と思うとそれこそ追いつめられた感じになり、ドツボにはまって、抜け出せなくなります。

 自分の住んでいる世界を一面だけでなく、ある人はこう見る、また別の人には違う風に見える、と気付くだけで自分で狭くしている世界に風穴が開くのです。日本という土地に暮していれば、日本の世間一般の考え方の影響は受けますし、その土地ならでの縛りはどうしてもあるでしょう。でも、その価値観は絶対ではありません。一つの土地で支配的な価値観も、よそでは、全く違ったりします。ここでおきたのは価値観の相対化です。

 自分の住む世界を広げて下さい。慣れ親しんだ人や場所だけでなく、未知の人や国にも興味を持って下さい。そして興味を持って「他者」と関わる時には重要なポイントがあります。その見知らぬ人または場所、モノを出会った前と後で、自分の中で何かが変わったか、ということです。

 この点については苦い思い出があります。何年も前、大手旅行会社のパックツアーでエジプトへ旅行しました。ハードスケジュールでしたけど、特にトラブルらしいこともなく、まずまずだったんですが....予定のスケジュールをこなすだけの、金のかかったレジャーに付き合わされたような気分になりました。何のことはない、パック詰めされたレジャーという名の商品を買っただけだったんです。遠い外国に行ったにも関わらず、その土地と人とに私が本当に意味で出会わず、その結果私に何の痕跡も残さなかったのですから。パック旅行では、外国に行ったのに、実際には行ってない(=行く前と後とで自分に変化がない)ようなことは起こりやすいのです。もちろん、その人の心がけ次第で、「出会う」ことはできるはずです。今ではこんな旅行はすまい、と反省しています。

 自分の内面の世界に眠り込んでしまうと、外界と出会いにくくなります。

 眼の前の他者と話しをしているにも関わらず、出会わない、交流がない、というのは悲しいことだと思います。リロケーションで自分の運命が変わる場所を探して、そこに行っても自分の世界に逃げ込んでいる状態ですと、効果は薄いと思います。逆に外国に行かなくても、意識が開かれていれば、状況は変わっていくでしょう。特定の地域と、そこでの価値観に縛られなくてもいい、と気付くだけで気が楽になった人たちが実際にいるのですから。

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2009年11月10日 (火)

ロケーショナル占星術の使い方・考え方-運の引き寄せ方-

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ロケーショナル占星術を導入して一か月以上たちました。何人かのお客様に起こしいただき、微力ながら人生の舵取りのお手伝いをさせていただきました。

 今まで様々なホロスコープを拝見してきて思ったことがあります。「この惑星がもっと使いやすいハウスにあったら」もしくは「もっと目立たないハウスにあったら」

もちろん、どのハウスにどんな惑星が位置し、どんなアスペクトが形成されるかによって個々人の違いやその人特有の特徴が出るのですから、それを言ったら本末転倒なのですが、やはり人生の中の”お立ち台”とも呼べる1・4・7・10ハウスに惑星が入っていた方がスポットライトが当たりやすいですし、また本人も意識して使いやすいのです。

占星術で問題解決の方法を探るやり方は、大別して3つあげられます。

① 時期を探る。進行図や経過図で希望の星の配置を探して、そのパワーを利用する方法です。運気の潮目の見極めは大事です。今は雌伏する時期なのか、それとも世の中に打って出るべき時なのか、わかるだけでも対策は立てやすいでしょう。また、トランシット惑星(特にトランスサタニアン)の影響で人生に甚大な変動や事件があっても、一生に一度の貴重な経験と理解できれば、その惑星の影響を積極的に学習し、その後の人生で使いこなすことができるのです。また年齢ハーモニック図もこの範疇に入ります。例えばハーモニック40の図でタイトな合が発現した場合、その合のパワーを40歳時に取り入れることができ、出生図の後天的な書き換えが可能になります。

② 相性を使う。最も応用がききやすいのがこの方法です。自分の出生図と他者の出生図の組み合わせで自分の足りない部分を補強したり、緊張のあるアスペクトを緩和できないか、探ります。他者とは人だけでなく、会社も団体もペットも含みます。例えば出生図で火星が土星と90度しかなかった場合、活力がだいぶ殺がれることになります。ここで飼い猫の生んだ子猫のチャートが、この火星に対しトランスサタニアンが緩和するアスペクトを形成していたなら、その子猫が側にいれば元気がチャージされるわけです。最も動物は人間ほどの影響力は与えないとみなしますので、人間の半分程度と見て下さい。また火・土・風・水や活動・固定・柔軟の元素に偏りがある場合、足りない要素を持つ人が身近にいることで、後天的に補うことができます。

③場所を変える。これがロケーショナル占星術です。出生時間はそのままで、出生地を変えるとハウスがずれていきます。惑星はそのままでハウス区分だけが変わると、本来持っていた資質を発揮する分野・場所が変わるのです!例えば、出生図で太陽が多彩なアスペクトを持っていて6ハウスに位置していたとします。仕事や奉仕といった分野で活躍できる配置ですが、太陽の力が最も弱められてしまいます。ところがこの太陽が1ハウスにくると太陽の持つ力は最大限となり、仕事一辺倒だった太陽パワーを人生全般に拡大することができるのです。太陽が1ハウスにくる国を探してそこに行くと、運命は変わります。暮らすのが一番ですが、短期の旅行でも効果はありますし、まだ暮らしていた間に得た経験や技能が帰国後も、リロケーション・チャートの効果として影響を及ぼし続けます。

通常はこの①と②の組み合わせで対応策を立てていく占星術師の方が多いのですが、私はこれに③の場所を変えてみる技法を積極的に取り入れていく方針です。移動手段が発達して、昔のように生まれた土地から一生離れないという生き方の方が少なくなってきたからです。時代に合わせてスタイルも変えていく必要があると思います。

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